数学月間の会

SGK通信2008-3(数学教材紹介1)

宮永望さん(当協会理事)より情報いただき,早速読んでみました.
「学力向上につながる数学の題材」(東京法令.2006年)
編集代表:四方義啓,下田好行,岩田修一,鈴木貢
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 第1編 ホリスティックな視点による学習意欲の喚起と学力向上
 
ホリスティックな視点とは,「知を活用する力」のようです.
学習意欲の喚起につながるよい題材が選ばれ,学校ですぐ使えそう.
数学普及に役立つ内容です.

 第2編 学力向上・学習意欲喚起につながる数学の題材
●  数や数学の基本
1. 昔話の中に隠れた数学1 かぐや姫の物語
2. うっかり「他店より必ず」というと……
3. 昔話の中に隠れた数学2 わらしべ長者の物語
● 数字の表し方いろいろ・バーコード
4. 3cmのなかの情報量
5. バーコードを解読してみよう! 
●  余りの計算の有効性
6. 占い?にも使われる数学
7. 新幹線の2列・3列シートの素敵な利用法
8. 数あてマジックと暗号づくり
●  数や式の因数分解
9. セミからキャッシュカードまで
10. 外国為替を暗算しよう 
●  位置と方程式
11. CTスキャンと宝捜しゲーム
12. GPSや地震・雷の中に隠れている数学 
●  戦略と不等式・方程式
13. スーパー値引き合戦
14. リサイクルは宝の山
15. バーゲンセールでの最も得な買い方
●  一次関数の応用
16. 日本とイギリスの壁を飛び越えよう
17. 人口問題を考える
18. 食べ物はゆっくり噛んでダイエット 
●  二次関数の応用
19. 昔話の中に隠れた数学3 桃太郎とその仲間たち
20. クルマは急に止まれない! 
●  最大最小が決める形
21. 猫はこたつで丸くなる……のは何故
22. 流水量が世界一のウォータースライダーを作ろう!
23. 誰よりも遠くへ飛ばすために……
24. 川の形と高速道路とゴミ捨て場
25. ジェットコースターはなぜ速い? 
●  三次元、そして高次元を取り扱う
26. スターウォーズも大丈夫
27. 四次元は実在する!! 入試科目の謎 
●  変化の取り扱い・微分(と微分方程式)
28. エレベーターの神秘
29. 借金が倍になってしまう期間は……
30. 人口の増加・減少を予測する
31. 「ししおどし」「クリスマスツリー」は時間を計る 
●  積分の考え方
32. 数学武蔵と数学小次郎どっちが強い
33. 予言・予測する体温計 
●  図形と方程式
34. 日の出・日の入りと三角関数の関係
35. オリンピックのトーチと二次曲線
36. コンサートホールの設計
37. 衛星放送受信アンテナや科学館「不思議の部屋」の設計 
●  図形の利用
38. 距離はどれくらいかな?
39. 車のワイパーの謎を探ろう! 
●  繰り返し図形のおもしろさ
40. 1cmの隙間にひろがる世界
41. 繰り返し模様のある壁紙の設計
42. 歩道を隙間なく敷き詰めるタイル設計 
●  調査と確率
43. 視聴率はどうやって調べるの? 
●  確率と心理
44. 思い込みにだまされるな!
45. 後悔しない戦略
46. お天気を予測する
47. 「おにぎり」お弁当の楽しみ
●  機械・道具の中の数学
48. コンピュータ・ハードウェアのしくみを知ろう
49. 丸太から柱をつくろう
50. クルマは数学を使って走る?

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SGK通信2008-02(米国MAM統一テーマ)

今年,米国は大統領選挙の年。

本年の米国数学強調月間(Math. Awareness Month = 2008.4月)の統一テーマは,数学と投票(Math and Voting)です。http://www.mathaware.org/index.html

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私は年末に,”Super Crunchers” (邦訳:その数学が戦略を決める)Ian Ayres著を読みました。面白いですよ。
テラバイトのデータ計算が専門家にとってかわるのです。

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SGK通信2008-01(数学思潮)

片瀬氏(SGK発起人)より,数学思潮(3-4,5)の投稿がありました。
添付ファイルとして掲載します。数学月間の歴史がわかります。
新しい年になりました。2008年の数学月間標語を募集いたします。
ご提案お寄せください。
連絡先SGK世話人(谷)まで: sgktani@gmail.com 
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SGK通信2007-14(数学イノベーション)

文部科学省科学技術政策研究所 編著で、
「数学イノベーション」という本が出版されました。
数学月間の一つの切り口がここにでていると思います。  
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第1章 なぜ、いまさら、数学なのか
第2章 「つながり」と数学的
第3章 暗号・情報セキュリティと数学研究
第4章 確率解析とファイナンス
第5章 保険数理の考え方と展望
第6章 数理生物学とは何か
第7章 数理工学−「工学」諸問題を数理する!
第8章 製造現場における数学の活用−鉄鋼業を例として−
第9章 知的ロボティクスと数学
第10章 曲率単調曲線の構成−CADの形状処理の話題から−
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SGK通信2007-13(2つの数学月間懇談会の報告)

(1)数学月間懇談会(第3回)
2007.07.30,17:00-19:00(東大駒場,ルベソンヴェールにて)

出席者(14名):岡本和夫,遠藤寛子,尾木純,金井寛,久保盛唯,谷口健英,根上生也,桜井進,野崎昭弘,林秀樹,真島秀行,本村修一,片瀬豊,谷克彦

話題提供:「粒子のシミュレーションは,原子・分子が作る物質の世界から,黄昏空の鳥の群れの行動,銀河系の姿予測まで→→これらの仕組みを理解するのに役立つ」
短時間ではあったが,旭硝子中研,谷口健英氏にガラスの世界を紹介いただいた.

懇談:社会産業を支える数学を見えるように.学校教育カリキュラム.横断型基幹科学技術研究団体連合などを自由に懇談した.
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(2)数学月間(国会議員との懇談会)
8月5日,14:00-16:20(第2議員会館第3会議室にて)

出席者:小野晋也,広中和歌子,宮下一郎,西博義,石井啓一:(各議員)
浜中順一(日科技連,理事長),池澤辰夫(早大),松原望,岡部恒治,真島秀行,芳沢光雄,根上生也,片瀬豊,谷克彦

数学月間について:数学を社会に見えるようにする(政治家にも見えるようにする).数学研究者の広範な領域への進出.など.
地方財政再建について:池澤辰夫氏より,TQMを踏まえた事例の講演がなされた.
小野晋也議員より,数学に基づいて,政策判断の手法となる「客観的な論理式が追及できないか」との課題がだされた.
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