数学月間の会
SGK通信(2013-03)小林昭七先生記念シンポジウム
小林昭七先生記念シンポジウムと偲ぶ会のご案内
前略
早春の候、皆様におられては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
小林昭七先生は昨年8月29日にお亡くなりになりましたが、先生の数学界での多大なご貢献を記念して、小林昭七先生記念シンポジウムの開催を計画しております。ぜひ皆様にご参加いただければと思っております。
また、このシンポジウムの最終日に、小林昭七先生を偲ぶ会を開きたく、ご案内を差し上げました。ぜひ皆様のご参加をお待ち申し上げております。
小林昭七先生記念シンポジウム組織委員会
委員長 落合 卓四郎
早々
記
「小林昭七先生記念シンポジウム」
日時 2013年5月22日(水)‐5月25日(土)
場所 東京大学大学院数理科学研究科大会議室
詳しくは、URL: http://www.math.sci.osaka-u.ac.jp/~enoki/symp/Kobayashi2013/ をご覧ください。
参加料 500円
「小林昭七先生を偲ぶ会」
日時 2013年5月25日(土) 18:00-20:00
場所 東京大学大学院数理科学研究科コモンルーム (井の頭線「駒場東大前」下車)
会費 10,000円
(会費の一部をカリフォルニア大学バークレー校小林基金に寄付を予定しています)
なお、大変お手数ですが、ご参加いただける方には、以下のメールアドレス(東京理科大学 田中真紀子宛)
tanaka_makiko@ma.noda.tus.ac.jp
宛に、5月15日(水)までにお申し込みください。
問い合わせ先
〒278-8510 千葉県野田市山崎2641
東京理科大学理工学部数学科
田中 真紀子
電話: 04-7122-9322 Email: tanaka_makiko@ma.noda.tus.ac.jp
SGK通信(2013-02)小林昭七教授と数学月間
[小林昭七先生記念シンポジウム]が,5月22~25日,東大駒場で開催されます.最終日5月25日夕に偲ぶ会があります.
SGK通信(2013-01)数学月間2012のまとめ
(ちなみに,今年の米国MAMの統一テーマは,“持続可能性の数学”です)
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■「2012年数学月間のまとめ」を,“数学月間だより”として「数学文化」の次号に掲載します.詳細はそちらをご覧ください: 以下はその概要
2011年の数学月間懇話会のテーマの一つは,”サイバー世界のモデリング”北川源四郎氏(統計数理研)であった.ちなみに,2012年(4月)の米国MAM(Math Awareness Month)でも,”数学,統計,そしてデータの洪水”がテーマであった.我々の周囲には,天文,生物,気象,環境放射線などを観測するセンサー・ネットワークがある.コンビニのPOSシステムや金融相場,Google検索,Facebook,Twitterなども,莫大な量のデータを時々刻々集積する.これらのデータから,必要な情報をきめ細かく解析することが望まれる時代である.
私たちの世界は不確で危うい.確実なものは何もない.今,正しいと信じられている科学法則でさえ,例外が観測されれば崩れてしまう.山のような観測データから引き出した法則も,真実かどうかは永遠にわからない.それは,観測データを説明できるモデリングでしかない[そこに道具として使われる数学は真実であるのだが].
我々はYES/NOのデジタル思考に毒されているので,そのような答えを要求する.しかし,YES/NOの答え(2値化)は非科学的な種々の思惑が働き胡散臭い.我々は確率に馴染む必要がある.このような時代に鑑み,SGKは2012年の数学月間懇話会のテーマの一つに”ジャンケン”を取り上げた.奇しくも,2012年の「上智大学数理科学講演会」(7/29)は,”数学と金融-統計的データ解析の視点から-”であり,「お茶の水女子大学・夏期数学講習会」(7/29-30)は,”20世紀に花開いた確率論”であった.
2012年の“数学月間懇話会”の講演は以下のものがあった:
(1)石黒真木夫氏(統計数理研・名誉教授),ジャンケン.
(2)細矢治夫氏(お茶の水女子大名誉教授),化学数学.
SGK通信(2012-15)和算小説2つ
2.映画「天地明察」(冲方丁 作)を見ました. 暦の改定をした渋川春海(安井算哲)の話. 日食や月食の予想をはずす当時の暦「宣明暦」を廃し,元で作った「受持暦」(当時,最も正確な暦であると観測で確認した)を改良した「大和暦」を作った.貞亨元年(1685)のことです.各地の緯度測定,和算と算額,関孝和,本因坊など多彩な時代環境が楽しめます. 関孝和のセリフが,数学と物理(観測)の性格の違いを思わせ面白い.改暦を実現しようとする水戸光圀,権益を守ろうと抵抗する公家たち-いつの時代も同じだ.
SGK通信(2012-14)じゃんけん道場
(私はまだスマートフォン持っていないので,残念.Web版が使えます)