数学月間の会
SGK通信2009-06(数学月間懇話会)
数学月間懇話会を以下のように開催いたします.
ふるってご参加ください.
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第5回数学月間懇話会
●日本数学協会,数学月間の会(SGK)
日時●7月22日,14:00−17:30
内容●
・「宇宙のかたち」(河野俊丈,東大),
・「造血幹細胞移植データベースと統計」(田渕健,神奈川県立こども医療センター),
・「生体情報のゆらぎとフラクタル性」(河野貴美子,元日本医科大),
・「MRIの数学的原理」(真島秀行,お茶の水女子大),
・「数学月間の状況・数学月間をいかに活用するか」
会場●東京大学駒場キャンパス,数理科学研究科棟002号教室
最寄り駅●駒場東大前
参加費●無料
18:00から懇親会の予定(3500円)
申込み・問合せ先●
SGK世話人,谷克彦,sgktani@gmail.com,tel/fax03-3383-2978
最新詳細情報はSGK通信にアップデートします●
./nc1Files/,数学月間の会
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SGK通信(2009-02)数学月間エッセイ(掲載予告)
2009年「数学月間懇話会」(7/22の予定)は,「数学月間をいかに利用するか」についてです.
皆様からお寄せいただいたエッセイを,ここに掲載していきます.
ご意見ご感想をこの掲示板にお寄せください.
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第1回は, 室岡和彦氏「高校生・大学生の数学感」
谷口健英氏「社会と数学,社会の中の数学」
手嶋吉法氏「数学月間の活用によせて」
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の予定です.ご期待ください. 連絡先: sgktani@gmail.com
SGK通信(2009-03)数学月間エッセイ(第1回)
SGK通信(2009-04)数学月間エッセイ(第2回)
田淵健氏は,造血幹細胞移植医療のデータベース化に携わっている.貴重なデータを残していくことがどんなに役立つか知れないのだが,公的機関がやらないしボランティアをかってでる医師もほとんどいない状況らしい.このような縁の下の力持ち的なボランティアをやるのはたいへんだ.2008年末に,データベースを統一して一元管理ができるようになったそうだ.さらに今後も,移植医療に係わる複雑な経過などが反映できる質の高いデータベースに進化させていくそうです.この仕事は,数学知識が必要なことはいうまでもないが,医学的判断を基礎とするデータマイニングがなければ有用なデータベースにならないので,貴重な人材として氏の活躍に期待します.
数学月間のイベント題材2点のご提案があります:
・数学者の記念切手を発行
(毎年数学月間の時期に記念切手を発行し,一般視聴者にキャンペーンする)
(候補)例えば:小平邦彦,広中平祐,森重文,関孝和,・・・・・
実施方法⇒
日本数学協会が国に働きかけて行くことで実現しよう.
・正多面体および準正多面体の自作の奨励
感想(谷):正多面体作りといえば,私も中学生のときスケッチを見て作ってみたくなりました.展開図を自分で作って組み立て,できたときはとてもうれしかったことが思い出されます.
実施方法⇒
日本数学協会のホームページに展開図をおき,小中高,大学,一般にアピールする.日本数学協会ホームページ上で作成報告を行うようにする.自分が作った多面体にチェックを入れ,年齢,性別,市町村名の登録ができるようにする.
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連絡先: SGK世話人(谷)sgktani@gmail.com
SGK通信(2009-01)「数学 日本のパイオニアたち」などの情報
新しい年になりました.本年も宜しくお願いします.
今年は「数学月間懇話会」(7/22の予定)は,皆既日蝕の当日に当たります.
すばらしいことが起こりそうですね.
皆様のご意見をSGK通信に掲載します.
SGK通信(2008-22)数学月間エッセイ募集
SGK通信(2008-21)2008数学月間報告
今年の数学月間(7/22−8/22)は,おかげさまで有益に終了しました.
応援者の皆様,ご協力感謝いたします.
さっそく来年の数学月間の企画に向けて,「皆様の考える数学月間とは何か」の意見交換をして行きたいと思います.ご意見を,この場か,世話人までお寄せください.
連絡先(谷):sgktani@gmail.com
FAX: 03-3383-2978
数学月間懇話会の会計報告:
8月23日の年次大会の全体報告会の席上で,数学月間懇話会で得た寄付金を,岡本副会長から上野会長に贈呈しました.これは,今後の数学月間活動に使用されます.
寄付金内訳:懇親会残金9,617円+寄付金(3件)=30,000円
数学月間についての私見
異常な社会・自然現象が発生している今こそ、その要因がなんであるかを自分で考え、その本質 を見抜く力が必要でしょう。この視点からみると、数学月間の多分野に亘る活動は大いに意義があります。 そして、この活動は、偽を嫌い真理を愛する社会育成のために、無意識に貢献しているように感じます。
SGK通信2008-20(上智大講演会報告)
講演会「数学と生命科学--数理モデルを中心として」
主催:上智大学理工学部数学科/情報理工科(「数学月間」参加プログラム)
大日康史(国立感染症研究所)
甘利俊一(理化学研究所)
SGK通信2008-18(SGK懇話会によせて4)
数学と基礎科学-----私の言いたかったこと-----
我々がどんなに多くの桁数を計測しても,打ち切ったとたんそれは有理数になります(デジタルの世界).この意味では無限の桁数の無理数を測ることはできない.しかし,無理数も含めた実数の世界(アナログの世界)は実在します.
物理量は実数だといいます.波動関数は複素数ですが,電子の存在確率は波動関数の絶対値の2乗で,実数になります.物質にX線をあてた時に観測される散乱スペクトルは,物質中の電子分布密度(正の実数)のFourier変換(これは複素数)の絶対値の2乗(実数)です.これまで複素数の観測法が一般的ではなかったので,複素数量は数学的な概念世界の話で,実態のともなうものは実数と思われました.近年,波動関数でも,散乱スペクトルでも,複素数量(位相の計測)を測定できます.
こうしてみると,数学概念の対応が,物理世界にもすべてあるように思えます.我々の宇宙は数学を模倣しているというのは,きっと本当でありましょう.(谷克彦)