2008年7月の記事一覧

SGK通信2008-13(数学月間懇話会報告)

第4回数学月間懇話会(14:00〜17:30)は,052教室で実施した.
片瀬豊,上野正,谷克彦,河野俊丈各氏により,4つの講演があった.
講演資料は別途SGK通信に掲載予定です.
40人教室で懇話会を開始したが,50人を超す参加者があり,随時椅子を追加し10脚以上いれましたが収容スペースがない状態になりました.うれしい悲鳴ではありますが,教室後部の補助椅子の方々には,落ち着かない状況にしてしまいましたことをお詫びいたします.
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数学的オブジェ見学(17:30〜18:00).岡本和夫(東大)氏により火入れ式が行われ,照明された3つの負定曲率曲面などの見学を行った.
 
18:00より,ルベソンベールに移動し,懇親会を行った.

(当日の写真はここをクリック)⇒http://picasaweb.google.co.jp/SGKtani/Photo_SGK

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SGK通信2008-14(数学と生命科学−上智大学講演会の詳細)

講演会「数学と生命科学−数理モデルを中心として−」
SGK通信2008-9で紹介した講演会情報の詳細⇒上智大講演会詳細.pdf
これは日本数学協会「数学月間」参加プログラムです.
日時:2008年8月4日(月),13:30-17:00
場所:上智大学11号館411教室
・感染症対策における数理モデルの役割(大日康史)
・数理脳科学と情報幾何(甘利俊一)
世話人:金井寛(上智大学名誉教授),篠田健(上智大学理工学部教授)
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SGK通信2008-11(数学月間懇話会−数学的オブジェ写真)

東京大学大学院数理科学研究科所蔵の石膏幾何学模型は,19世紀末から20世紀初めにドイツで製作され,1910年代頃に輸入されたものである.今回,東芝ライテックなどの協力で,LED照明がなされた3点の模型は,いずれも負の定曲率曲面である.
(1)                                                (2)                                                     (3)
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(1)  クエン曲面,負の定曲率曲面
ガウス曲率がいたるところ負の一定値をとる曲面の中で,最も複雑なパラメータ表示をもつものの一つである.曲面は自己交差をもつ形で3次元ユークリッド空間にはめこまれている.

(2) 回転面として得られる双曲面型の負の定曲率曲面
回転面として表される負の定曲率曲面には3通りのタイプがあることが知られていて,それぞれ,擬球,双曲型,円錐型とよばれている.この曲面は,その一つである双曲型の回転面である.

(3) ディニ曲面,負の定曲率の一般化されたヘリコイド曲面
トラクトリックスとよばれる曲線を回転すると負の定曲率曲面の典型的な例である擬球が得られるが,この曲面はトラクトリックスをらせんに沿って移動して得られるヘリコイド曲面である.
-------解説:河野俊丈(東大)
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