数学月間の会

SGK通信2007-11(ファイナルサーキュラー)

2つの数学月間懇談会(ファイナルサーキュラー)
 
(1)7月30日,17:00-19:00,東大駒場,ルベソンヴェールにて
今年の数学月間標語は,「数学と社会の架け橋」です.
・話題提供”シミュレーション”
講師:谷口健英氏(旭硝子中研)+司会:谷
・数学月間活動について懇談パーティ.
 
(2)8月6日,14:00-16:00,議員会館
・財政再建と数学:TQC手法(日科技連)
・数学啓蒙活動:社会を支える数学,啓蒙ナビゲータ,など
 
ご意見ご提案など,SGK世話人(谷)までお寄せ下さい.
0

SGK通信2007-10(数学月間懇談会開催)

数学月間懇談会を開催します.ふるってご参加ください.
「数学文化普及のための数学月間」のありかたなど語り合いましょう.

ーーーーーーーー記−−−−−−−−
日時:7月30日, 17:00−19:00
場所:ルベェソンヴェール(東大・駒場内)
会費:¥4,000

ご参加申し込み:SGKmagazine@gmail.com 
        tel:045-590-1645 谷
0

SGK通信2007-09(国会議員との懇談会開催日)

7月30日に計画していた国会議員との数学月間懇談会は,
選挙の日程変更の影響を受けて8月6日になりました.

当日の話題は,以下の2分野に関して,懇談したいと思います.

(1)財政再建等の数学手法(TQC,....)
(2)数学月間(数学普及・教育,数学オリンピック,サイエンスナビゲータ,英国MMP・米国MAMの状況,....)
 ------------------------------------------------
  日時・場所: 8月6日,PM2ー4時に議員会館
 ------------------------------------------------

皆様の積極的なご参加を呼びかけます.
参加申し込み・ご提案などの問い合わせ先:SGKmagazine@gmail.com
0

SGK通信2007-08(懇談会開催7/30)

お知らせ”国会議員と数学月間懇談会”

日時:2007/7/30, pm2:00-4:00
場所:衆議院第2議員会館・会議室

現在,想定されている話題
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.数学と財政再建の手法
TQM(日科技連からの提言),....

2.数学月間とは(数学と社会の架け橋)
数学教育イベントの実際,啓蒙活動と政策,数学オリンッピック,.....
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■上記分野1,2に関する話題提案,ご意見をSGKまでお寄せ下さい.
行事実績やプレゼンテーションなどもお送りいただければ反映します.
■参加ご希望のかたも,SGKまでご連絡ください
連絡先(谷):SGKmagazine@gmail.com
0

SGK通信2007-07(プラスマガジン情報)

数学と社会の架け橋
色々な分野に数学が使われているのを見るのは大変興味深い.
SGK通信ex06で紹介したMMP_plusの論文など3篇紹介しよう.[これら3篇の詳細は最下行に表示されているpdfファイル(3つ)を開いてご覧ください.この種の論文の配信ご希望はSGKmagazine@gmail.comへご連絡下さい]
■movies
ジェラシックパーク,ロードオブザリングズなど本物そっくりの映画やゲームの世界をつくる3次元映像は数学を使って実現される.光線追跡,事前計算放射輝度伝搬,ラジオシティが,本物そっくりのライティングをリアルタイムで可能にする.3次元の物体回転のグラフィックスではHamiltonの4元数が活躍している.
■buildings
Foster+パートナーグループが,ロンドンシティホール,ガーキン(巨大なきゅうり形)などのランドマークを建設している.環境に影響を与える気流や,内部の反響や,エネルギー効率をシミュレーションする.形状を関数で表現するパラメータモデルが形状の探索に使われる.また曲面でできている外形を平面で作るために,表面の分割に幾何学が使われる.
■memory
πの記憶のギネス記録は,原口氏が2006年に達成した100000桁です.語呂合わせの記憶法では日本人は圧倒的に有利です.数の記憶のメカニズムを解説しています.
plus42_movies.pdf
plus42_buildings.pdf
plus31_remember.pdf
0

SGK通信2007-06(プラスマガジン情報)

プラスマガジン(10年目)生活へ数学を
1997-2004,ミレニアム・マス・プロジェクトMMP,ケンブリッジ大学

2007/3月/42号を紹介します.これこそ「数学月間」のあるべき姿だ!
各記事の詳細解説の配信ご希望の方は,SGK世話人までご連絡ください.

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■数学は映画に使われる
コンピュータが映画と電子ゲームを作った:Joan Lasenbyは,映画を支える数学と工学について語る.

■完璧な建物:モダーン建築術の数学
建築術を支える数学を学ぶために,プラスはNorman Foster建築家グループのメンバーに会いに行つた.

■マトリックス:世界のシミュレーション. パート1・・・・粒子モデル
鳥の群れが黄昏空に飛び交う様や,魚群が捕食動物をかわす様を見たことがあるなら,その完璧に振り付けられた動きに驚愕したことだろう.この行動は,複雑に思えるかもしれないが,コンピュータでそのモデル化を行うのは,それほど難しくはない.Lewis Dartnellが諸君自身のシュミレーション作りの実地ガイドを提供する−経験不要.

■”Eulerを読め.Eulerを読め.彼は我々すべての師匠だ”
Leonhard Eulerは,これまでで最も多産な数学者の1人である.今年は,彼の生誕300年の記念年である.Robin Wilsonが,彼の一生と仕事を概観し4シリーズに分けて記述する.

■経過は如何
プラスマガジンが,その第10周年を祝う.この機会に,プラス創設の編集者が初期を回顧して,数学で何が変わり,数学への国民の理解で何が変わったかを考察し,最も好きな論文のいくつかを選び出す.

■キャリア・インタビュー:政府統計官
Emily Poskettは,政府統計官として,国際開発局で働く.貧しい国々での問題との出会い・多くの旅行.彼女の仕事は膨大なデータ処理以上のものである.
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
0

SGK通信2007-05(情報ネットワーク作り)

(H19.3.4投稿 片瀬豊)
「数学月間」応援者:SGOのお願い
「数学月間」行事展開の応援者(SGO:Suhgaku Gekkan Ohensha)になって頂きたい。
SGOの定義:
1.日本数学協会(MAJ)のホームページ:数学月間/SGK(Suhgaku Gekkan no Kai)通信に継続的に目を通し、数学月間活動の流れを汲み取る。
2.「数学月間」7/22〜8/22の数学的行事を推奨して応援・促進する。
3.いろいろな分野の方にSGOになることをお薦め願う。
数学系・非数学系を問わずSGOの情報ネットをつくろう。数学月間に関するご意見をSGK世話人(谷 克彦 tani@rdc.richo.co.jp FAX045-590-1903)迄。     

(H19.3.11投稿 片瀬豊) 
(「数学月間」の栞)「数学月間」の意義と有意日程
「情報化、複合化、グローバル化時代を背景として、数学を焦点に数理科学の振興、諸科学との連携強化による数学力普及・社会力の向上を図る。時間軸期間限定・期日指定で空間的な求心力が得られ易いと云う社会的風潮がある。因みにπ(円周率)とe(自然対数の底)を機軸とする擬似的、近似的な有意日程を参照されたい。
2/7(eの日) 3/8(8/3=2.67)  3/14(πの日、数学の日) 4/11(11/4=2.75)
4/13(13/4=3.25) 5/14(14/5=2.8) 5/16(15/5=3.2) 6/16(16/6=2.67)6/19(19/6=3.17)
7/19(19/7=2.71) 7/22(22/7=3.14〜数学月間〜8/22(22/8=2.75) 8/25(25/8=3.13)
9/24(24/9=2.67) 9/28(28/9=3.11) 10/27(27/10=2.7) 10/31(31/10=3.1
11/30(30/11=2.73).........(22/7=3.1423...が一番近い)
-----------------------------------------------------------

コメント:
SGK発起人,片瀬豊氏より上記の提案がありました.
情報ネットワークにご参加ください.片瀬氏提案のSGOとはメーリングリストのようなもの.3月8日に文科省でメーリングリストを作ったらとのアドバイスがありました.SGK通信のpdf版をメールで配信しますので,協会員も協会員でない方も積極的にご連絡ください.(ホームページにpdf版の置き場が欲しい)谷

0

SGK通信2007-04(数学月間広報)

数学月間とは何か

figQ.JPG
(phase1)数学的課題の抽出:
数学は応用に起源を持つ.各方面から新しい数学が必要とされる.
(phase2)純粋数学研究:
抽出された数学課題は,その本質の探究が行われ,純粋数学の理論体系が出来上がる.
(phase3)諸科学への数学適用:
純粋数学の成果は,後年,さまざまな分野に応用される.
phase1→phase2→phase3の螺旋状に,数学は発展してきた.

◇螺旋のピッチ方向(発展の歴史)の活動は,教育や啓蒙に係わる.
・数学体系を教育するAの部分は,大学や学校の数学教育や講習会である.
・数学が応用される分野や社会に視点を置いたB の部分は,啓蒙(数学月間活動)である.

・Aでは,数学理論の美しさや,パズルを楽しむなどもあるが,限られた講義時間の中で,その数学の起源背景や応用まで言及されることはほとんどない.
・Bでは,我々を身近に支える数学を見えるようにする.数学が応用される社会/関連領域から数学を見る.数学が身近なものに思えることを狙う.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 数学は,社会の種々の分野で使われており,社会を支えているにもかかわらず,「数学を使ったことがない」と大人が平然と数学を軽視する.字が書けないのは恥だが数学を知らないのは恥でないとする社会や家庭は,子供の数学軽視を助長している.数学が役立たずではないと,啓蒙活動を行う必要がある.数学月間の対象は,学校教育より広い対象に向けられる.
 最先端の数理融合研究の推進には,足元を固めることも忘れてはならない.啓蒙活動は研究活動のように具体的な成果を得ることは出来ないが,継続的な地道な活動が必要である.また,種々の境界領域から数学を見る幅広い視点が必要である.数学が理科系文科系を問わずあらゆる分野で活躍している様を知るのは楽しいことでもある.
 数学月間活動への,幅広い分野の皆様のご理解ご協力をお願いいたします.(Tani)
0

SGK通信2007-03

「数学月間」思潮(その2)

戦後60年(還暦)の2005年に始められた数学月間の3年目、本年平成19年(2007年)の数学月間標語は数学と社会の架け橋」と提言したい。
米国は建国210年1986年に発足したMAMのテーマ
昨年2006年は「数学とインターネット保全」
今年2007年は「数学と頭脳」と報ぜられています。
このところ1〜2年の「数学と社会」に関し懸念する話題をメディアから拾ってみました。
 ◇日経2006(H18)2.27(月)技術立国揺らぐソロバン。ソロバンが国際競争力のカギを握る。
研究者・技術者、今後25年で100万人超す不足。子供たちの数学離れは深刻。15歳で「数学に興味あり」はわずか3割。

◇文部科学省2006(H18)5.17(水)数学研究と科学・産業技術との連携を考えるシンポジューム(日本数学会、日本学術会議主催)わが国ではその面での数学研究環境は年々悪化している。

◇朝日社説 2006年(H18年)6.13(火)同上「忘れられた科学」と題されたシンポジュームを取材。
数学の力、先細りさせないために、諸科学の先端分野或いは産業技術と数学の連携で我が国は不足しているとの声がある。
数学者はもっと生物学や工学など他の分野に進出して欲しい。
数学の力や魅力が社会に伝われば算数を好きになる子供たちも増えるだろう。
それは長い目で見れば数学の裾野を広げ、人材を厚くすることに繋がる。

◇第2年度 数学月間初日 2006年(H18年)7.22(土)数学月間懇談会、
機械工学系大家の方のご意見。昨今わが国の一部企業筋ではコンピューターがあるから数学は不要との風潮が見られるが米国IBMでは数学者をサービス部門に入れてソフト需要の開発をしていると聞く。

◇週刊東洋経済 2006(H18)12.16 小島定吉・日本数学会理事長に聞く、
数学は国の政策から忘れられた科学です。(以上表題)。
「数学は神様がやることだ」と恩恵に浴していくだけなら進歩の根幹に貢献できない。学問として固有には生きていけるかもしれないけれども、数学が社会から分離しちゃう。
米国の場合は企業の人も数学界に入っているんだと思う。
我が国でも数学と産業連携の振興、教育再生で数学教育時間数の充実が望まれる。

◇朝日 2006(H18)12.17(日)安部首相直属の教育再生会議。学力向上を重視。教育内容の充実や授業時間の増加
(数学の教科書はその事柄の社会的背景についての説明が少ない。数学月間で副読本的教材を提供したら数学に対する興味を増やし、教育再生の効果が上がる。)
 
◇ある数学の大家からの設問で数学者は年中数学をやっているのに何で数学月間が必要なのか。然るが故に数学月間は数学をやるだけのものではない。
数学と社会について考えてもらう期間と思ったらどうか。

社会から見ても年がら年中数学を考えているわけにはいかないので、大体夏休みという時期(7/22〜8/22)を狙って数学的行事をやる意義付け、社会的習慣をお勧めしたい。

いろいろなご意見を総括して、数学月間活動に期待される品質機能を並べると
(1)数学をやさしく解説して数学の重要性を理解して貰う。
                 ・・・・数学力向上に繋がる
(2)数学と諸科学の連携を強める
                 ・・・・夫々の分野で更なる発展が期待される。
(3)地方自治体の行政にTQMを導入する
                 ・・・・財政再建に結びつく
(4)数学的概念の応用で新しいビジネスモデルをつくる。
                 ・・・・・仕事のやり方を改善する
(5)数学・コンピューター・珠算と親しみIT浸透に寄与
                 ・・・・・珠算の脳波はα波に着目

 が揚げられます。
第3年度数学月間(H19・7・22〜8・22)の更なる充実を願う次第です。

数学活用分科会 片瀬 豊(SGK発起人)
0