日本数学協会ニュース

2005年12月の記事一覧

第2回 安達太良高原数学セミナーの開催について(福島支部)

前回(第1回)は、お陰様で13名の参加がありました。中学2年生から71歳の方までの
幅広い参加でした。女性5名、男性8名、合計13名のフィボナッチ数でした。
今回(第2回)は、次の通りです。
期日:平成18年1月7日(土)〜8日(日) 1泊2日
      場所:あだたらふれあいセンター(福島県二本松市岳温泉)

1 「数学に高い関心を持ち、進んで学びたいと考えている」高校生を主な対象として
いますが、意欲ある中学2年生以上の方なら、年齢を問いません。学校や職場を離れ、
美しい自然のなかで、温泉ならぬ数学にどっぷり浸かっていただきます。発見の喜びは
格別のものです。
2 内容については、「フェルマーの定理」で有名なフェルマーが扱った或る問題を軸に、
 古代ギリシャから17世紀に至る数の歴史を振り返ろうというものです(大げさですが)。
 今回は、その2です。
3 定員は20名程度です。
4 参加費は8,000円(1泊3食付)です。研修室使用料など、一切を含む料金です。
5 詳細については、参加申込者に郵送でお知らせします。
6 申込みは、電話、ファックス(勤務先:安積黎明高校)のいずれかで平日にお願い
します。申込締切は12月26日です。
日本数学協会福島支部 五輪 教一
                   TEL 024-932-0443 FAX 024-932-1695

今回の算額

四隅に穴がある正方形の玉突き(ビリヤード)台があります。
今、左下隅から一個の玉を突き出そうとしています。玉は辺に当たると
跳ね返り、隅に行き着くと穴に落ちます。ただし、玉の速さは
一定に保たれるとし、玉と穴の大きさは考えない(点とみなす)
こととします。
  そこで問題です。最初に玉を突き出すとき、
「どの方向に向けて玉を突き出しても、玉はやがて必ず穴に落ちる。」
と言い切れるでしょうか。
  セミナーに参加していただければ、難なく解決します。

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